ITと打合せの帰りに、銀座アンリ・シャルパンティエへ寄った。
僕は、ベークド・アラスカをオーダーした。これは、谷崎潤一郎の「細雪」にも登場した別名『炎のアイス』と言われるもの。アイスクリームをピラミッド型のメレンゲですっぽりと包んだスイーツが、ワゴンで運ばれてきた。ブランデーでフランベすると青い炎が、ボッォと天高く舞う。
デザートは、食後に食べるもので、追加という意味である。でも、これは最初からオーダーしているので、スイーツと言った方が良いのだろうか?イギリスでは、庶民の間でデザートとはあまり言わないらしい。スイーツかプディングと言うらしいけど、イギリス在住の方、本当ですか?
それにしても、ベークド(baked)は、「焼いた」であるけど、アラスカはなんだろう?アイスの冷たいを意味しているのかな?ノルウェーでは、オムレット・ノルベジェンヌ(ノルウェー風オムレツ)と言うらしい。
もう一つの謎は、なぜピラミッド型なのか?ベークドピラミッドでもいいのではないか?ベークドファラオでもいいかもしれない?でも、それでは、冷たさが表現されていない。ベークド北海道なんていうのはどうだろう?何?ダサイ?たしかに!では、ベークドフィンランドなんていうのはどう?
ああ、これも職業病だろうか?すぐ、なぜだろう?と考えてしまう。何も考えずに美味しくいただくということも大切かもしれない。ただ、そこにベークド・アラスカがあったから...
>ケイさま
へ〜っ、そうなんですか? そういわれれば、この蒼白い炎は、 アラスカのオーロラのようですね。(見た事ないですけど) この説が一番、納得できます。 もやもやがすっきりとしました。 ありがとうございます。
投稿者:hide★ :2007年11月10日 20:00
ベイクド・アラスカ。 アラスカの大空にかかったオーロラをイメージして名づけられたという説がありますよ。 ちなみに、結婚式の司会では、この説を取り入れてコメントに使ったりしてます(^^)
投稿者:ケイ :2007年11月10日 18:13
>香明さま
三島由紀夫も好んで食べていたとか.... 結婚披露宴では、一瞬、会場を暗くして、 ボゥッと青白い炎が舞い上がると、歓声があがるようです。 いろいろ聞いてしまうのが、早いですね。 僕は、あまり聞かないで後で調べます。
投稿者:hide★ :2007年10月23日 10:28
文豪達も愛したスィーツ…。是非、食べてみたいですね!! 「ベイクド・アラスカ」は昭和っぽいにおいがします。きっと完成するまでに色々な物語があったんでしょうね~。 私の場合は、「どうして?」と思ったら、追求しないで、すぐに係の人に尋ねてしまいそうですが、小さなピラミッド型の不思議なアイスについてあれこれ追求したり、想像したりして食べるのも楽しい事ですよね♪
投稿者:香明 :2007年10月23日 08:04
>N.Kojimamさま
そうんなんですよ。 僕たちも色を決める時に「なぜ、その色にするのか?」と 考えるように、ネーミングも必ず意味があるはずなんです。 だから、「なぜ、アラスカになったか?」と いう風になってしまうわけです。 あまり問いつめても「なんとなく」という時も、たまにはありますが...
投稿者:hide★ :2007年10月17日 01:55