小樽オルゴール堂で見た、
大きなアンティークのオルガン。
1895年〜1930年頃、ベルギーで使われていたらしい。
とても大きな音が出るオルガンで、メリーゴーランド、カーニバル、サーカス、スケートリンク、遊園地といった娯楽施設で用いられることが多かったことから、フェアグランド・オルガンと呼ばれていたそうだ。
この大きくて装飾的なオルガンは、電動のエアコンプレッサーによる空気とブック式の楽譜で、木製パイプを鳴らす。フェアグランド・オルガンは、自動演奏楽器の中では古い歴史を持ち、1700年前半から作られていた。
このオルガンの前にいる、おにいさん、とても上品で凛々しいではありませんか?100年もの間、このオルガンの見張り番をしてきたようだ。ずっと、歳もとらずに背筋を伸ばして、シャッキとした姿勢は見習わなくてはならない。ちょっと、ファッションセンスとヘアスタイルは時代遅れだけど。
メリーゴーランド、カーニバル、サーカス、スケートリンクと聞くと、その言葉の響きにときめいて、今でも異次元の情景を喚起してくれる。日常では味わえない、雰囲気。そこには、子供のころ味わった、お伽の世界があるのかもしれない。
そんな異次元空間で演奏されるオルガンはどんなだったろう?カーニバルやサーカスが繰り広げられる、賑やかな喧噪の中で、誰が聞いているのかも分からないのに永遠と演奏し続ける、自動演奏オルガン。
それにしてもこのフェアグランド・オルガン、全体の大きさはアップライトピアノくらいの大きさはある。今のような電動工具がなかったと思うが、精巧さには驚かされる。ハイテク時代にはない味わい深さ。
>とも様
子供のころ、銭函は海岸が汚くてゴミ函と呼ばれていました。 ともさんも親戚が小樽なんですか? 古い機械仕掛けの小物は魅力的ですね。 アンティークの趣味はなかったのですが、 いろいろ捜してしてみようかと思います。
投稿者:gon :2006年12月30日 11:17
小樽はずーっと行ってないですね。 行きたいな。 ちなみに子供の頃、僕も銭函海水浴場いった記憶があります。 親戚が小樽にいるもので。
こういうのってクラフトマンシップが見れていいですよね。 僕は古い機械仕掛けの小物を結構趣味で集めてます。 こだわりとか愛情とかがそのディーテールやデザインにでてたりとかして、時がたっても、丁寧に作られたものっていいですよね。
投稿者:とも :2006年12月30日 11:14
>powerpack様
今の時代は、職人が裏方に回って その功績があまり日の目を見る事ができませんね。 残念ながら、音は聞く事ができませんでした。
投稿者:hide★ :2006年12月30日 11:13
初めて見ました。 なんとも可愛らしく、職人の奔放な魂を感じます。 今の時代にも職人が腕をふる事が出来る環境をもっと与えて欲しいですね。
このオルガン、どんな音がするのですか? パイプオルガンに似てるんですかね?
投稿者:powerpack :2006年12月30日 11:11
>Rei様
ピアノは繊細な感じがするけれど、 オルガンは温かみのある音ですよね。 どこか懐かしい感じがすると思ったら、 小学校の音楽の時間はオルガンでしたね。
投稿者:hide★ :2006年12月30日 11:10