午後2時から、ずっと東京の風景を見ていた。 同じ六本木ヒルズでもこんなに違う。
お昼頃の太陽光は、5,000K(ケルビン)の昼白色と言われている。最初の写真は、午後4時29分16秒。やや、地平線の向こう側が、赤みがかってきた。4,500Kくらいかな。
次の写真は、午後5時37分37秒、約3,000K。六本木ヒルズに西日が当たり、東京のど真ん中で、モニュメントのようにそびえ立っていた。古代マヤ文明が、太陽を神と崇めたように、この光り輝いた一瞬が、神と一体になるような気がした。民衆はこのモニュメントを神と崇拝する。古代人となんら、変わらない。
雲ひとつない,快晴の日は、気分が活発になり外に出てみたくなる。これが、6,500Kの昼光色。夕暮れになると、なんだか家に帰って、ソファーに深々と腰掛け、ゆったりとした気分を味わいたくなる。
コンビニは、お客さんを活動的にさせ、回転率を上がるために明るい蛍光灯を使用して、色温度を上げている。雰囲気のあるレストランでは、ゆったりと食事を味わえるように、ちょっと、赤みがかった白熱灯の間接照明やキャンドルを灯し、低い色温度に設定されている。ロウソクの炎は、2.000Kくらい。
レストランで、ゆったりとディナーを楽しみたいと思っているのに、色温度の高い蛍光灯だと落ちつかないよね。夕日を「ぼーっ」と眺めて、無心に遠くを見つめてしまうのは、なぜだろう?人間には、色温度に反応するセンサーでも埋め込まれているのかもしれない。この見慣れた、東京の風景を見ていると「ぼーっ」と時が経つのを忘れてしまった。
>香明さま
大きな組織は、なかなか環境を整えることができないようですね。 本当は、人数が多いところほど、環境を良くすれば、 みんなやる気が出て、効率的になると思うのですが。 窓のない職場には、大きくて、明るくて、希望を持てる 絵画やポスターを貼るといいですよね。 職場で、間接照明にして、色温度を下げると くつろいでしまうかもしれませんね。
投稿者:hide★ :2007年3月26日 09:19
”3,000ケルビンの夕暮れ時”ってタイトルが、 専門用語と自然とアンマッチな感じでカッコいいですね~。 私も職場でBGMとかアロマ(香り)とか、 流せたらいいなぁ~なんて密かに思っていたのですが、 さすが、クリエイティブな業界な方達の職場環境はもう実践されてるんですね~。 うちの職場では、色温度は・・・きっと考えられてないでしょうね~。窓ひとつないので、 薄暗い感じで、晴れてるのか、雨降ってるのかさえ、職場にいたら分からないですね~。 色温度が低く、ムーディになったら。。。 私はきっと即・眠くなってしまいます!! ・・・ムードもへったくれもないですね。(笑)
投稿者:香明 :2007年3月26日 01:50
>uenchさま
やっぱり、僕は男だからでしょうね。 ジャケットが、色っぽくてちょっと古くさく、ムーディーなものを コレクションしています。 男性ボーカールだと、R&B、ディープソウル、ロックが好きです。 コンクリ打ち付けは、80年代で終わりですよ。 クールすぎると落ち着かないです。
2500Kの照明で、っていうところが、だんだんプロっぽくなってきましたね。 時間たっぷり、ギャラたっぷりの仕事いいですねーーーーーー! エンヤも聞きます。ほぼ、アルバム持っていると思うけど。
今は、部屋に籠って、絵を描きながら、 わけあってピンクフロイドのATOMIC HEART MOTHERを聞いています。
イランイラン、買ってみます。 ケルビン、マイブームになりそう。
投稿者:hide★ :2007年3月26日 00:14
Blossom Dearieですね?探して聴いてみます。 私はどちらかというと、女性ヴォーカルは色っぽすぎて敬遠ぎみです。中性的な声質が好きかなあ? ベビートーンで、甘ったるくて・・となると、 こら、しっかりしなよ、って説教したくなるかもです。 ヴォーカルだったら、そうですねえ コンクリ打ちつけの壁にクールなインテリアで、 2500kの照明で(ってほんまかいな?)、イランイランの香りを焚いて、時間たっぷりギャラたっぷりの仕事しながら エンヤあたりを聴きたいな・・・ っていうのは、私の自宅ではとうてい不可能な設定でした。 (あたりを見回し気がつきました) 言ってみたまでです。あしからず。
投稿者:uench :2007年3月25日 23:57
>N.Kojimaさま
色温度が、世界の文明に影響を与えたなどと、 このブログを書くまで、考えたこともありませんでした。 よく、考えてみると、いろいろな地形があり、風があり、気候があるということは、 大気が光に影響を及ぼすのですよね。 ということは、地域毎に光が違えば、感じ方も違うということなのですね。 もっと、もっと、光について考えてみることにします。
投稿者:hide★ :2007年3月25日 22:09