桜を見ていると、さくらを思い出す。 そう、寅さんの妹のさくらだ。
若い頃、寅さんの映画は面白いと心の中では思っていても、口が裂けても好きとは言えなかった。山田洋次監督の映画は好きだったけど、あまり、人には語らなかった。「なんか、おしゃれじゃないんだよなー!」と耳をほじりながら、思ったものだ。
でも、山田監督の本をむさぼり読んでみると、なんとも、深いのだ。お互いが響き合い、俳優の良いところも悪いところも生かされている。それぞれの持ち味を生かして、監督は「そのままを演じればいい」と、さくらを演じる、倍賞千恵子さんに言ったそうだ。
僕の仕事は、寅さんと同じようにヤクザな渡世人。北から声がかかれば、出向いていき、南から声がかかれば「あいよっ!」と飛んでいく。出かける時は、決まって「おれは、出て行く、旅の空!」
心の中では、寂しいくせに啖呵切った手前、「止めるな!さくら!」と捨て台詞を吐く。そうなんだ、ダンディなどと強がっているけれど、さくらに止めてほしいのだよ。そして、時には「おに〜い〜ちゃんっ!」ときつく叱ってほしいのだ。どんなにかっこつけていても、僕は、寅さんとなんら、変わりはしない。
桜がなぜ、いいかって?あんなに優しそうで可憐な花なのに、強風にも負けず、羽目を外しそうな僕を止めてくれるような気がするんだよね。
>yachiさま
そう、日曜日です。 青空の桜は、定番だけどいいですよね。 ちょっと、夕日を浴びて、オレンジがかっている桜もいいです。 こんな桜を愛する国民も珍しいのではないでしょうかね。 母校が近くにあるというのが、羨ましい。 なぜか、校庭と桜は合いますね。
投稿者:hide★ :2007年4月 4日 17:55
これは、日曜日かしら。 暑かった日の空ですね。
桜は特別だよな。やっぱ。 今日も遠回りをして、母校の桜を見ながら仕事場に来ました。 もう散っちゃうけどね。それもまた、よい。
投稿者:yachi :2007年4月 4日 17:48
>Reiさま
オリジナルとは似ないことと思っていますが、 世界のどかこかで、すでに誰かがやっていたりします。 桜は、日本の大衆の心。 さくらも日本の大衆女性の代表。 どちらもほっとさせてくれます。 似ないことよりも似ていることの方が、安心するのでしょうか?
投稿者:hide★ :2007年4月 4日 02:02
>香明さま
東京の桜は、ほとんど白色に見えるのですが、 この日の桜は、午後4時の色温度がやや落ちてきた 日差しを浴びて、オレンジ色に輝いています。 暖かみのある、桜に見えます。 寅さん、48話、一度見ると病みつきになります。 大衆の心を捉える、山田洋次監督ってすごいです。
投稿者:hide★ :2007年4月 4日 01:54
そうそう、桜はさくらのように可憐でもありきつくもあり(;^_^A 花って不思議ですよね。言い分けられない特徴のない花ってあまりないように思います。 それに比べて人間は・・・似た人いっぱいです。これも考え行動する生き物、人間の悲しいサガなのでしょうか・・・。
投稿者:Rei :2007年4月 4日 00:16