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色の波動

色の話

色彩の勉強をしたことがある人なら、誰もが通る基本中の基本ですが、この世の物質には色がついているのではなく、物質に当たって跳ね返ってくる光の反射なのです。その反射するものは何かというと電磁波という波動エネルギーです。音にも音波、海にも波があり、人間関係にも波長が合うなどと言います。


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小学生の頃、科学の実験でプリズムを使って太陽光をあててみると7色のレインボウカラーが分離されたのを覚えていますか?それが、肉眼で見えるほんの一部の色であることをニュートンが証明しました。


上図のように、人間が知覚できる色は、ほんの一部で380nm(ナノメーター)から780nmと呼ばれ、可視光線といいます。380nmより低くなると紫外線、x線、γ線(ガンマ線)になり、780nmより高くなると赤外線、電波となるわけです。x線は、1pm(ピコメーター、1pm=0.001nm)〜10nm程度の電磁波で、病院で検査するときのレントゲンです。


全ての物質の最小単位は、原子でその周りに分子が回って波動を起こしていると物理の授業で習ったような気がします。(こんな神秘的なことにつながっているなんてことを知っていれば、もっと勉強すればよかった)


人間の肉体も物質であり、その細胞の最小単位は原子であり、そこからも波動を発しているということになります。好きなモノに囲まれ、好きな仲間と愛する家族に囲まれて、幸せを感じる人は、良い波動に囲まれているということになるでしょう。
それができていない人は、逆にそれを利用すれば良いのではないか?つまり、自分の好きな色は何か?好きなモノは何か?一緒に過ごして心地良い仕事は何か?収入よりも好きな仕事をやってやりがいのあることは何か?アートも権威のある人が勧めるモノが良いのではなく、好きなアートは何か?常に考え続けて、スクラップに貼付けているときっと見つかるはずです。そのように発信し続けていれば、きっと良い波動を受信することができるでしょう。



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投稿者 hidetoshi shinohara : 18:37 | コメント (0)

ホワイト

色の話

白という色は、ある意味究極の色と言えるかもしない。


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白は無垢の色。白は純潔の色。白は雪の色。白は雲の色。白は子供の頃、飼っていたスピッツの色。白はビートルズのホワイトアルバムの色。僕の白の思い出はこんな感じ。


白は、全ての色を調和する色でもある。グラフィックデザインのレイアウトをしていて、最後配色に悩んで何案も試作を作っているとき、白に立ち返るとすきっと答えが出る場合がある。たくさん色を使い過ぎて、または、どうしても要素が多過ぎて、画面上とっち散らかってしまった場合、最後に白を持ってくると全ての色を調和してくれる。紙媒体の多くは、白い紙に印刷することが多いので足し算で考えていくと、通常の4色プロセスの場合シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックだ。頭で配色していると白というインクの発想がない。ところが、引き算で考えていくと、紙の地色を生かして配色していくことができる。


ビートルズのホワイトアルバムのデザインは、どうして白にしたのだろうか?それまでは、サイケデリックの真っ盛りで、派手なジャケットデザインが主流だったのにその逆をやった。常に他とは違うことをと思っていたのかもしれない。それでいて、外さないところがすごい。何でも、時流に乗らないで逆をやれば新しいかというわけでもない。逆をやって、その時、見た人達にその手があったのか?と思わせることが大事だ。それじゃないと独りよがりになってしまうからね。


デザインは、音楽と同じようにオーディエンスを意識して作られるべきだと思うので、その判断が非常に難しいところだ。ホワイトをさりげなく使いこなすのは、高度なことかもしれない。



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投稿者 hidetoshi shinohara : 23:23 | コメント (0)

ターコイズブルー

色の話

黄金岬の海の色は、潮の流れによってターコイーズブルーになる時がある。僕が勝手に名付けた「キラキラの丘」から見た真夏の光景は絶妙だ。


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ここは、北海道の留萌市にあり、黄金色に輝き夕陽は日本一美しいことで有名だ。僕が中学2年の時、父の転勤でこの見知らぬ土地へ転校してきた。


今から36年も前のこと。よそ者の僕は、「なめられてはいかん!」と思い、上目使いで人を睨みつけ、威嚇していた。本当は、ジョークを言ってみんなを笑わせるのが大好きだった。クラスの中では、いつもギャグを言ったり、特徴を捉えた似顔絵を描いてみんなを笑わせた。教科書の端にはパラパラ漫画を描いたりもした。


クラスの女の子の中に、僕のパラパラ漫画を心の底から可笑しそうに笑う女の子がいた。ある夏の午後、男女4〜5人ずつで集団デートをした。その中に僕のお目当ての子がいた。あまりにもまぶしく、まともに顔を見る事ができなかった。恋というにはあまりにも幼過ぎた。


都会のように遊ぶところなんか何もない。みんなで歩いて、黄金岬まで行った。今では、見晴らしのいい丘には「ふるさと館」という施設ができて、駐車場に木の柵ができていたけど、当時は、何もない草むらのただの丘だった。


そこから見た、真夏の午後の黄金岬の海岸は、マリンブルーとターコイズブルーが入り交じった美しい色をしていた。午後1時。太陽は真上に登り、その丘からは、反射角と入射角が絶妙なバランスで海面をキラキラと反射させていた。辺りは何もなく、日本海からの冷たい潮風が、丘の草むらをそよそよとなびかせているだけだった。僕は、勝手に「キラキラの丘」と名付けた。


夕陽もきれいだけど、僕が一番好きな光景。いつかまた、真夏の黄金岬を見てみたい。



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投稿者 hidetoshi shinohara : 21:41 | コメント (0)

菜の花色

色の話

智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。


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住みにくさが高じると、安い所へ引き越したくなる。どこへ越しても住みにくいと悟った時、詩が生れて、画が出来る。
人の世を作ったものは神でもなければ鬼でもない。やはり向う三軒両隣りにちらちらするただの人である。ただの人が作った人の世が住みにくいからとて、越す国はあるまい。あれば人でなしの国へ行くばかりだ。人でなしの国は人の世よりもなお住みにくかろう。
越す事のならぬ世が住みにくければ、住みにくい所をどれほどか、寛容て、束の間の命を、束の間でも住みよくせねばならぬ。ここに詩人という天職が出来て、ここに画家という使命が降る。あらゆる芸術の士は人の世を長閑にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。(夏目漱石の草枕から)


と、この物語の中で、青年画家が山道を歩きながらつぶやく。この物語では、世界が現実味のない、夢のような幻想的な絵のように描かれている。その青年画家が歩いている山道は、「しばらく平で、右は雑木林、左は菜の花が続く」とある。


今日の東京は、ちょっと春の陽気だった。春の訪れを感じながら、菜の花を思った。青年画家は言う。「春は眠くなる。猫は鼠を捕る事を忘れ、人間は借金のあることを忘れる。時には自分の魂の居所さえ忘れて正体なくなる。」


僕が高校の時、人間関係が嫌になって不貞腐れていたら、いつもは厳しい父がこの「草枕」の冒頭の言葉をつぶやいて聞かせてくれた。今この言葉が身にしみる。


菜の花の色を見ていると、自分の魂の居所を忘れてしまった。たまには、いいかもしれない。



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投稿者 hidetoshi shinohara : 23:05 | コメント (0)

ローズ

色の話

それは、「人生はバラ色」という例えがあるくらい、希望をあたえる色。


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生きて行く事は、楽なことではない。人生のゴールという山頂を目指して、一歩一歩、足を前へ前へと踏み出している。このローズカラーを見ると、あの山の向こうには広い平原があって、そこにはバラが一面咲いているようなイメージを抱く。それまでは、険しい岩肌に両手両足を使って、足元を踏み外して転げ落ちないように、しっかりと歯を食いしばり下ばかり向いていたのが、頂上に辿り着くと辺り一面がバラの園があることを想像してみた。


何気なく、このページを見てくれた人に少しでも希望を持ってもらえればと、ふっと思いました。



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投稿者 hidetoshi shinohara : 12:05 | コメント (0)