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独占インタビュー

2012年7月

現在、企画展中の作家、今井アレクサンドルの独占インタビューを試みた。


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以前の企画展で作家インタビューを試みて原稿まで用意していたが、その時は急遽中止になった。今回は、その台本をもとに進行しようとしたけれど、そんなものは吹っ飛んでしまった。それは、今井アレクサンドルの生き様そのものがアートだったからだ。作家が違えば聞きたいことも違う。作品のテクニックやコンセプトなんかどうでもいいくらいにこの人の存在がアートなのである。


ギャラリー内では、「買って、買って〜!」を連発する今井アレクサンドルに、なぜそうするのか理由を聞いてみたかった。商魂逞しいアーティストに世間の風は冷たく敵も多いと思う。その強引さは賛否両論だ。VIGLOWAのイメージを壊すので良くないと言う意見と、もっともアーティストらしいアーティストだと言う意見。企画展の合間、いろいろと話を聞いているうちになぜこのような作品が生まれたのか聞くよりも、生き様を聞き出した方が納得いく回答を得られるのではないかと思った。


僕と同じ年の1959年に生まれ、パリで日本人画家、今井俊満とオーストリア人バレーダンサーの母の間に生まれた。子供の頃から、イヴ・クライン、セザールなどが父親と交流があり、自宅にはイブ・クラインのあのブルーの作品が転がっていたという。


5歳の時、パリから日本へ帰国して親戚の家に預けられ、父親は、日本とパリを行ったり来たりする。親戚からはご飯もろくに与えられず、辛い思いをしたらしい。唯一の心の支えは祖母だったが、その敬愛する祖母が亡くなってから記憶を打ち消すかのように何も語りたくなかったと言う。高校を卒業後、父親に無断で家を飛び出し、単身ロンドンへ。あのカトリーヌ・ドヌーブと結婚し、「欲望」という映画にもなった写真家、デビッド・ベイリーに弟子入りする。


このインタビューをもとに希有な人生を送ってきた今井アレクサンドルの人生をVIGLOWAのウェブサイトに掲載予定。



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投稿者 hidetoshi shinohara : 23:52