<< 2015年8月             1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31          

増毛からサクランボ

2011年7月

僕が青春時代を過ごした留萌という小さな町の隣にある増毛から、サクランボが届いた。そこには高校時代の同級生が経営しているヤマセン仙北果樹園がある。


20110728_01.jpg


高校時代には話したこともないけれど、このIT時代にブログやツイッターで知り合うきっかけができた。そもそも僕はいつも眉間に皺を寄せ気難しそうで人付き合いが悪かったのである。今でも結構面倒くさいやつと言われ、巷では泣く子も黙るカミソリヒデと言われている。ツイッターから、同級生の動向が気になり、ちょくちょくその農園のホームページを見ているうち、丹念な仕事振りにサクランボを食べてみたくなった。ツイッターで連絡を取り東京へ送ってもらった。VIGLOWAのみんなにも故郷のネタに食べてもらおうと思ったが、あまりにも感動的で毎日夜食代わりに自分で食べてしまった。インプレッションは、手のひらにそっと乗せなければ壊れてしまいそうな繊細な肌触りがあり、赤ちゃんの皮膚のように慎重に触らなければならないほどだった。ごっくんと生唾を飲み、一口頬張ると柔らかい皮膚の感触がプチッ!と弾けて甘みが口の中に広がった。表面の皮がシルキーな肌触り。味だけではなく、口に含んだときの触感まで楽しめる。まるで、ブルゴーニュワインをワイングラスでグルグル回し、空気に触れさせ、まろやかな味になっていくのを楽んでいるかのように...。


20110728_02.jpg


20110728_03.jpg


20110728_04.jpg


僕が18歳で上京したとき高倉健の「駅」という映画が上映された。どちらかというと洋画の方が好きだったけど、雑誌広告に掲載されたPRに増毛という文字が飛び込んできた。田舎が嫌で飛び出してきたはずなのに妙に気になって、新宿の映画館へ一人で観に行った。銭函、留萌、増毛の風景が懐かしかった。青臭い若造は、都会の人間に負けたくないという気負いもあり、自分のルーツを受け入れたくなかったけれど、どこかでそれを否定できなかった。あの頃の気持ちが忘れられなく、今でもこの映画は大好きな映画である。


増毛駅は未だに無人の終着駅。誰もいない。何もない。都会から見たら、本当に何もない田舎だ。それがまた心を清めてくれてなかなかいい...。


ヤマセン仙北果樹園をヨロシクッ!
http://kajuen.net/senboku/



★みなさんからのコメントをお待ちしております。

投稿者 hidetoshi shinohara : 23:07 | コメント (2)

Under The Bridge

2011年7月

この曲は、レッチリの中で僕のお気に入りの曲だ。ジョン・フルシアンテのギターが物悲しくアルペジオで弾き始める。この曲を聴いたのは、日本がバブル経済真っ盛りでそろそろ弾け飛ぶときだった。あの騒がしいファンキーなレッチリが、こんな物悲しく悲壮感のある曲を発表しても浮かれていた日本人の多くの人には理解できなかっただろう。


20110719_01jpg.jpg


初代ギタリストのヒレルが薬物で死んでしまい、親友を亡くしたアンソニーの悲痛な叫びとでもいうのであろうか?

  ときどき、おれにはパートナーなんかいないんじゃないかと思う。
  おれの一番の友は住んでいるこの街なんじゃないかと思う。
  天使の街、こんなひとりぽっちのおれと一緒に泣いてくれる。

こんな出だしで始まる曲。どんなに華やかな成功者の裏にも、生みの苦しみがあるものである。なぜ、人はどん底のとき、橋の下に逃げ込みたくなるのか。この世で、誰からも見放されて誰も信じられなくなるからなのかもしれない。底辺のさらに末端である橋の下に潜り込み卑屈になる。僕は、そんなよわっちい人間を責めたりなんかしない。いつの間にか、僕自身もこのレインボーブリッジの下に潜り込んでいた。でも、僕には、この曲の内容と違ってたくさんのパートナーに救われている。


一緒に立ち上がればいい。そして、この橋のように求めている人と求められている人の架け橋になればいい。VIGLOWAは、そんな想いで立ち上げた。


http://www.youtube.com/watch?v=GLvohMXgcBo

★みなさんからのコメントをお待ちしております。

投稿者 hidetoshi shinohara : 01:39 | コメント (2)

ブログタイトル変更

2011年7月

会社名を変更とともにブログ名も変更します。長い間、「バッドチューニングデザイン」というタイトルで書いてきましたが、「篠原英智VIGLOWA blog」に変更します。


20110704_01.jpg


そして、僕は新しい時代へ向かって旅立ちます。そもそもバッドチューニングにした理由は、スタジオザップという会社が「心地良さをカタチにするグラフィックデザイン」を理念に掲げていたからです。心地良いものとは、完璧なものよりもちょっとアンバランスなくらいな方が魅力的であるから。完璧にチューニングが合っているオーケストラより、ちょっとチューニングがずれているノイジーなロックの方が荒々しくかっこよかったりする。けっして、チューニングが狂っているというわけではないけれど、どこか人の心を惹き付ける。それがバッドチューニング。ブログを書いているうちにテーマがどんどん拡大していってしまったのと会社名をヴィグロワに変更したので、この機会に変更しました。


今、新しい会社名が理念にもなってVIGLOWAという言葉が誕生しました。検索すると世界中どこにもない言葉。(今のところは...)VIGLOWAの意味は、Vi(美)+Glow(光、輝き、心地良い満悦感)+Wa(輪)、ヴィグロワは美しく輝く輪です。
http://www.viglowa.co.jp


この理念は、お互いに響き合い美しく輝ける仲間と心地良い世界を発信していこうという意味です。どうか、引き続き宜しくお願い致します。 篠原英智



★みなさんからのコメントをお待ちしております。

投稿者 hidetoshi shinohara : 22:41 | コメント (8)

本日、株式会社ヴィグロワ誕生

2011年7月

18年間続いた、株式会社スタジオザップが幕を閉じ、株式会社ヴィグロワへ生まれ変わりました。


201100701_01.jpg


スタジオザップは、広告グラフィックの企画制作会社として他業種に渡り、いろいろな経験をさせていただきました。歴代のスタッフ達と最高のクリエイティブを目指そう。そして、見る人々に心地良さを提供していこう。という理念のもと、昼夜を問わず夢中になってモノ作りに励んできました。


「広告」の時代は終わり、「狭告」の時代に突入してのではないかと思います。すなわち、広く告知するのが「広告」でしたが、IT社会に入り、WEB、ツイッター、フェイスブックなどのようにネット社会で興味のある人達にピンポイントで狭く告知する時代になりました。
広告の時代であっても、その商品に興味を持っている見込み客にメッセージが届かなければ、どんなに莫大な予算をかけても効果がありません。テレビに出演したあるメジャークリエイターは、「広告はインパクトだ」と言います。果たして、インパクトなのでしょうか?たしかに最初に興味を惹くと意味ではインパクトかもしれません。ハリウッドスターの大物を使って広告は打てばたしかに誰もが注目します。でも、僕は「狭告」の時代では、見込み客は、ハリウッドスターを見たいのではなく、その商品を買おうかどうか迷っているときに「なるほど、それなら買ってもいい」と思ってもらえる共感ではないかと思います。
ヤフーとグーグルで僕のフルネーム「篠原英智」と検索すると全ページに登場します。何か大きな時代の変化を感じました。


ヴィグロワは、スタジオザップの理念を継承して、ギャラリー事業部とデザイン事業部の2つの事業形態で「心地良さ」を提供していきたいと思っています。ギャラリーでは、「アートと暮らす提案空間」をアンテナショップとして発信していき、それをフィードバックして大きな意味でライフデザインを提案していきます。これからもどうぞ宜しくお願いします。 篠原英智



★みなさんからのコメントをお待ちしております。

投稿者 hidetoshi shinohara : 10:10 | コメント (9)