<< 2010年3月27日 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>

ホワイト

2010年3月27日

白という色は、ある意味究極の色と言えるかもしない。


010327_01.jpg


白は無垢の色。白は純潔の色。白は雪の色。白は雲の色。白は子供の頃、飼っていたスピッツの色。白はビートルズのホワイトアルバムの色。僕の白の思い出はこんな感じ。


白は、全ての色を調和する色でもある。グラフィックデザインのレイアウトをしていて、最後配色に悩んで何案も試作を作っているとき、白に立ち返るとすきっと答えが出る場合がある。たくさん色を使い過ぎて、または、どうしても要素が多過ぎて、画面上とっち散らかってしまった場合、最後に白を持ってくると全ての色を調和してくれる。紙媒体の多くは、白い紙に印刷することが多いので足し算で考えていくと、通常の4色プロセスの場合シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックだ。頭で配色していると白というインクの発想がない。ところが、引き算で考えていくと、紙の地色を生かして配色していくことができる。


ビートルズのホワイトアルバムのデザインは、どうして白にしたのだろうか?それまでは、サイケデリックの真っ盛りで、派手なジャケットデザインが主流だったのにその逆をやった。常に他とは違うことをと思っていたのかもしれない。それでいて、外さないところがすごい。何でも、時流に乗らないで逆をやれば新しいかというわけでもない。逆をやって、その時、見た人達にその手があったのか?と思わせることが大事だ。それじゃないと独りよがりになってしまうからね。


デザインは、音楽と同じようにオーディエンスを意識して作られるべきだと思うので、その判断が非常に難しいところだ。ホワイトをさりげなく使いこなすのは、高度なことかもしれない。



投稿者 hidetoshi shinohara : 23:23 | コメント (0)