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多面体

2009年12月

ラクーアにある光の多面体。


球に見えるけど、三角形の形をした面の集まり。面というより、本当は線の集まり。線というよりは、電球という点の集まり。ひとつだと電球でしかないけれど、これが線になり面になる。


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人は、一人では生きていけない。一人の人間が他人と手を取り合い、助け合い、思いやることで、社会という多面体ができる。仕事においても遊びにおいても人との関わりを持つことで、何か別のエネルギーが生まれる。きっと、人間関係の摩擦で傷つくこともあるかもしれない。


社会と関わるということは、その摩擦と避けて通れないということなのかもしれない。ストレス社会と言うけれど、ストレスのない社会など存在するのであろうか?ストレスという言葉がなかったときは、人はそれをストレスと認識したのだろうか?何か、ストレスという言葉に振り回されていないだろうか?


僕は、子供の頃、部屋に引き蘢り、ひとりコツコツと絵を描いたり工作をしたりするのが好きだった。外で野球をしたり、サッカーをするのが苦手だった。今では、この仕事は他人と関わっていくことで喜びを感じる。


他人に否定されたり、あまり反応がなかったりする中で、もっといいものを作ろうという意識が生まれる。本当は、傷つきやすい僕はそんな否定的な意見など聞きたくないのかもしれない。でも、ある時、それを受け入れたとき、世界が広がった。「もっと、もっと、否定して!」というくらいに。そして、いつのまにかそれを否定とは思わなくなった。今では、それを違う視点と言う。


この多面体を見つめながら、そんなことを思った。



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投稿者 hidetoshi shinohara : 18:19 | コメント (6)

ビクトリノックス

2009年12月

スイス製マルチツールのご当地コラボに参加した。
アートやデザインの専門誌NODE 9号に掲載されたのでお知らせします。


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今年の夏、出版社から「ビクトリノックス、ご当地コラボに参加しませんか?」と電話があった。ちょうど、今年は自分のルーツを模索していた年でもあった。なんと、タイミングがいいのだろう?僕は、ふたつ返事で承諾した。それから、夏に2回、秋に1回、北海道に帰省した。


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デザイナーとは、デザインの生みの親。その生みの親がどこで育って、何を感じてきたか?僕は、デザインが生まれてくるバックボーンはとても大切なことだと思っているのさ。海外のトップクリエイターや流行のデザインを真似してもそれは真似でしかないと思う。誰にも影響されないなどということはありえないのだけど、影響されるとしたら自分のフィルターを通さなければオリジナル性がでないのではないだろうか。そんなことを考えて、自分のルーツを見てまわった年だった。


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ご当地コラボというのは、マルチツールの表面にそれぞれの地域性をグラフィックデザインやイラストレーションで表現するという企画。北は北海道、南は九州まで日本全国のビクトリノックスのショップで来年2月頃、限定販売される予定。札幌では、ファクトリーにあるビクトリノックスのショップで販売される。


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きっと、みんなカラフルなデザインをアップしてくるのだろうなあ?と思った。だから、敢えて最北の地、雪国のイメージを生かして白を基調にしたかった。厳寒の雪景色は、あたり一面が真っ白になる。子供の頃、今みたいに暖冬ではなかったので、来る日も来る日も雪が降っているという印象がある。そんなことをイメージして、色を使いたい衝動を抑えた。


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NODEという雑誌、アートを社会と生活に関係性を持たせようという試みの新しい切り口の雑誌です。こちらもヨロシクッ!

アートと社会をつなぐビジネスカルチャーマガジン NODE [ノード]
http://www.node.ne.jp/

VICTORINOX JAPAN ビクトリノックス ジャパン
http://www.victorinox.co.jp/




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投稿者 hidetoshi shinohara : 22:35 | コメント (2)

アンバランス

2009年12月

ボツ案のキャラクターを蘇らせてみた。


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ある企業のキャラクター達を提案したけど、ボツになった。テーマは森の仲間達。その中のひとつにアンバランスというキャラクターを考えた。ルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」とピーター・マックスのビートルズの「イエローサブマリン」にインスパイアーされた。


現実の世界にもこういうアンバランスな人がいる。その特性を極端にデフォルメして誇張してみた。外見と内面が全く違う人。外見は、イケメン、イケジョ(?)なのに、話してみると印象とまったく違う人っているでしょう?そう、そんな人をシンプルに表現してみるとこうなった。ここで言っているのは、いい意味でのアンバランス。


たとえば、見た目は美しくて高嶺の花のような女性がいるとする。その人は、とてもじゃないけど、僕なんかを相手にしてくれないと思っていた。僕は、いつも柱の陰から顔を半分隠し、遠くから目で彼女を追っている。


ある日、たままた話をする機会があった。意外と気さくだということに気付き、今度一緒に会うことになったとする。そして、だんだん親密なり、気心がしれてくれる。一緒にいる時の会話が面白おかしく、見た目と全然違うことに気付く。でも、その見た目とのギャップがとてもアンバランスで魅力的な人っていないだろうか?


実は、何を隠そう、僕もその一人である。見た目と中身のギャップが激しくすぎると言われる。そんな人に出会うととても親近感を感じる。



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投稿者 hidetoshi shinohara : 22:03 | コメント (4)