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リピート

2009年3月

新丸ビルを歩いていると、面白い光景に出会った。


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繰り返し、繰り返し同じ造形物が繰り返されている。僕は、丸の内の新丸ビルの空間デザインが好きだ。ダークブラウンに、ミントグリーンのフロストガラスの組み合わせ。ブラウンとこのグリーンの組み合わせは想像もつかなかったなあ〜。


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照明も暗過ぎず、明る過ぎない。ショップも充実していて、ちょっと壁面に装飾を施している。各フロアーにはクラシックなものから、ソンプルモダンなソファも置かれていて寛ぐことができる。


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ラグジュアリーブームに乗っかっているような気もしたが、自然は形で天井から床までとても凝っている。そんな中で、リピートされている天井のアーチ状のフロストガラスがタイムトンネルのように異次元へ連れて行ってくれる。床はエッシャーの騙し絵のようで不思議な空間。


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リピートは単調にも思われがちだけど、このしつこいまでの繰り返しが、何か贅沢な文様に見えてくる。そして、高尚な絵画のように面と向って観賞する必要もなく、無意識に受け入れることができる。このリピートは、まったく主張することのない心地良さだ。最後の写真は、明治生命ビルの地下で、タイムトンネルのような空間があった。あの先に行くと,きっと時代を超えて旅をできるに違いない。原始人に会えるかな?



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投稿者 hidetoshi shinohara : 22:55 | コメント (12)

木々を見る

2009年3月

「木を見て森を見ず」とは、ディテールにこだわりすぎて、
全体を捉えられないことのたとえ。


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そうは言うけれど、都会の真ん中に巨大な大木があったり、ぽかんと口を開けている木があったり、ちょっと人とは違うのがいい、みたいなB型気質の枝があったり...木々を見ていると楽しい。


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デザインの世界では、「創造の神はディテールに宿る」という言葉もある。グラフィックデザインの世界は、ほんとに細かい。これが、1mmの10分の1が見えているか?見えていないか?を議論する時代もあった。そういう僕ものめり込むと細かいことにこだわる性質を持っている。


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でも、最近はパソコンがそこのところを数値化してくれて、そんなに細かい職人芸を持ち合わせなくても正確な線を描けるようになった。「そんなことができるからと言って、だからどうした!」という声が聞こえてきそうである。自分でも「だからどうしたというんだ?」と思うこともある。


僕達の時代は、その細かい線を手作業で描いたものである。息を止めて、何度も直線を引く練習をした。技術の習得という期間が必ずあった。しか〜し、それをしなくても便利な時代になったはずなのに、そういう細かいところに神経が行き届かないデザインを見ることが多い。これはどういうことか?つまり、細かいことを描けるということは、細かいことが見えているということなのだ。便利な道具があるというのに描けないのは、見えていないということでもある。


便利になりすぎて、結果だけを求め過ぎて細かいところに目が行き届かないという時代になってきたのではないだろうか?繊細さというのは感じる心を持ち合わせていることのような気もする。感受性が強くなると他人に対して思いやる心も持てるのだけどね。そんなことを考えて木々を見ていろいろと感じてみた。



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投稿者 hidetoshi shinohara : 22:56 | コメント (2)

あちらの世界

2009年3月

この道の向こうに何がある?


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老子は言う。
僕らは人に褒められたり貶されたりして、
びくびくしながら生きている。
自分が人にどう見られるかいつも気にしている。
しかし、そういう自分というのは本当の自分じゃなくて、
社会にかかわっている自分なんだ。


もっと、自分を信じて自分を愛するようになれば世間から爪弾きにされたって平気になるものさ。世間を気にしてびくついているよりも、どうどうと愛を叫ぶ方が素敵じゃないか?好きなものは好き、嫌いなものは嫌いとはっきりと言える自分になろう。


そして、信じる者を大きな愛で包み込む。信じられない者は信じなければいい。僕は人を騙したりなんかしないから。モノ作りにおいても同じことが言える。何かを信じて、まっしぐらに突き進んでいる人は、光り輝いている。社会の駒のひとつである自分は傷つきボロボロになることもあるけれど、あちらの世界に行けば、もっと違う自分がいるはずだ。


写真は六本木ヒルズの駐車場へ通じる通路だけど、こんなことを今回はインスパイアされた。



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投稿者 hidetoshi shinohara : 23:03 | コメント (2)