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エレガントな空港

2008年6月

フランスのシャルル・ド・ゴール空港は、とてもエレガントだと思う。


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僕はこの建築デザインが好きだ。この空港にカメラを向けながら、コンコルドに見える構図を探ってみた。今では、見ることのできないあのマッハ2で飛ぶ、夢の超音速旅客機である。1960年代も終わりの頃、この飛行機は話題になり、特に飛行機マニアでもない、まだ小学生だった僕の心をときめかせた。


エレガントというデザインには、反実用的な要因がつきまとう。このコンコルドは超音速で飛ぶため、ソニックブームという現象を引き起こす。これは、飛行機が音速を超えて飛行すると、衝撃波のエネルギーが地上に伝播し、地上の建物の窓ガラスが割れることもあるらしい。しかも、乗客定員が100名と少なく、燃費が悪く高運賃であった。


高度成長期の真っただ中の60年代は、飛行機に乗るということが、なんだかとてもステータスな感じがした。僕の父は、毎月のように、出張で飛行機に乗ってANAやJALのプレミアムグッズをお土産に片手に帰ってきた時は、うれしかったものだ。小学生だった僕は、まだ飛行機に乗ったことはなかったが、乗る時は、たぶん、お粧してブレザーに蝶ネクタイ、半ズボン姿で乗せられたことだったろう。ベレー帽なんて被せられた日にゃぁ、たまったもんじゃない。


今では、ラクジュアリーという言葉が流行っているが、このシャルル・ド・ゴール空港の曲線と繊細なラインは、エレガントという言葉にぴったりだ。エレガントという言葉は、カタカナにするとどこか気取って、歯が浮くような響きであるが、僕の解釈は、見る人々に優雅で穏やかさを与えるものだと思う。環境に優しいとは、なにもエコだけの問題だけではなく、相手に対して穏やかさを提供することであってもいいのではないか。世の中に優雅なデザインを増やしていけば、犯罪も減るのではないかと思うのだが。もっと、穏やかに、優雅に、そして、お互いを思いやろうではありませんか。



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投稿者 hidetoshi shinohara : 19:38 | コメント (10)

また、一つ歳をとる

2008年6月

6月に入って、僕は49歳の誕生日を迎えた。


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スタッフが、買ってきてくれたバースディケーキ。当社では、みんなの誕生日には、必ずケーキを買ってきて、どんなに忙しくても仕事を中断して、祝うことにしている。


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そして、1時間位、他愛のない話で盛り上がる。このひとときは、先輩も後輩もない。そもそも、先輩というのは偉いということではないのだ。人生の中で失敗もあり、成功もあり、さまざまな修羅場をくぐり抜けてきたたからこそ、後輩にそれをアドバイスすることができる。


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もしも、僕が、偉そうな口調になっているとしたら、そういうつもりではない。僕自身が、失敗の中から、多くのことを学んできたので、その失敗を未然に防ぐことを教えてあがることができたら、後輩達はもっと高度な次元へ、もっと早くステップアップできるだろう、と思う。


その中でも、僕が、いつも口うるさく言っていることは、真心だ。だから、ケーキにはうるさい。たかがケーキというかもしれないけど、毎回、本気で相手のことを思いやって買ってくるか、という気持ちが大切なのである。クリエイティブのスキルよりも、賞を取るテクニックよりも、クリエイターに取って一番大切なことだと思う。真心のない、クリエイターなんて、ただの横文字職業でしかない。


今回のケーキは、合格!みんな、毎日、毎日、夜遅くまで働いてくれて、ありがとう!みんなで、温泉行こうね!



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投稿者 hidetoshi shinohara : 22:52 | コメント (20)