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Cool time, Warm time

2007年3月

東京の人は「冷たい」という人がいる。
でも、それはそう思っている自分の自己投影なのではないだろうか?
新宿副都心にも時間によって、いろいろな表情があるように。


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午後4時30分37秒。殺伐とした都会の風景。誰も他人のことなんか、構っていられないとでも言っているようだ。


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午後5時28分37秒。暖か味のあるオレンジ色の西日が、一日の終わりを知らせ、人々の温もりを感じる。


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午後5時38分42秒。東京は、眠りについたように見える。実際には、夜もフル稼働している都市であるが....(この後、本番撮影が始まったので、現場に戻る)

昨日、ある人達を食事に誘って、楽しい時間を過ごした。昨年、自社でWEB制作を行っていた時、問題点に直面し、ウチのスタッフがネット検索で、たまたま見つけたWEB制作会社に問い合わせたら、親切丁寧に対応してくれた。

僕達は、本当に困っていて、見ず知らずの人間が問い合わせても、相手にされないだろうと思っていた。でも、「やってみなければ、分からないじゃないか?それで、ダメだったら諦めもつく」と、僕はスタッフに言った。

あれからずっと、何か御礼をしたいという気持ちがあったので、どうそれを伝えるべきか、考えているうちに4ヶ月が経ってしまった。そこで、思い切って、食事に誘ってみた。相手の方は、「今さら、何だろう?」と警戒されたようである。

でも、あまり会う理由なんかなかったんだよね。他愛ない話で、盛り上がったけど、家に帰ってからもなんだか幸せな気分だった。自分から行動しなければ、温もりという時間は手に入らない。


温もりという時間のバッドチューニング。



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投稿者 hidetoshi shinohara : 13:43 | コメント (4)

時空を超えた、レインボーブリッジ

2007年3月

さらに、恵比寿ガーデンプレイスからの眺望。
こんなに、東京の風景を眺めていることも、めったにないかもしれない。


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上の写真は、午後4時29分37秒、六本木ヒルズから、右側へファインダーを向けると、レインボーブリッジが見えた。やや、陽が沈んできた。4,500K(ケルビン)かな?色温度が違うと、同じ風景でも、ちょと、過去に戻ったみたいだ。


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午後5時17分29秒。さらに陽が沈み、影が長く延び、ビル群がオレンジ色に輝く。色温度はぐっと落ちて、2,500Kくらいだろうか?もっと、過去にタイムスリップしたような感じで、とてもノスタルジックな印象だ。


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午後5時39分10秒。太陽が、地平線すれすれに沈みかけ、夜のとばりが幕を降ろす。TTL測光の露出が、18%グレーに合ってしまっているので、明るく見えるが、実際には夕日が沈み、肉眼で見るともっと暗い。太陽が、地平線に隠れかかっている光なので、ダイレクトに光が当たらず、柔らかくロマチックで未来を感じる。

この日陰は、何ケルビンなのだろうか?あいにく、フォトグラファーのようにカラーメーターを持っていないので、今後の課題にしよう。それにしても、こうやって並べてみると、見えていないものが見えてきた。


時空を超えた、バッドチューニング。



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投稿者 hidetoshi shinohara : 01:09 | コメント (14)

3,000ケルビンの夕暮れ時

2007年3月

午後2時から、ずっと東京の風景を見ていた。
同じ六本木ヒルズでもこんなに違う。


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お昼頃の太陽光は、5,000K(ケルビン)の昼白色と言われている。最初の写真は、午後4時29分16秒。やや、地平線の向こう側が、赤みがかってきた。4,500Kくらいかな。


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次の写真は、午後5時37分37秒、約3,000K。六本木ヒルズに西日が当たり、東京のど真ん中で、モニュメントのようにそびえ立っていた。古代マヤ文明が、太陽を神と崇めたように、この光り輝いた一瞬が、神と一体になるような気がした。民衆はこのモニュメントを神と崇拝する。古代人となんら、変わらない。

雲ひとつない,快晴の日は、気分が活発になり外に出てみたくなる。これが、6,500Kの昼光色。夕暮れになると、なんだか家に帰って、ソファーに深々と腰掛け、ゆったりとした気分を味わいたくなる。

コンビニは、お客さんを活動的にさせ、回転率を上がるために明るい蛍光灯を使用して、色温度を上げている。雰囲気のあるレストランでは、ゆったりと食事を味わえるように、ちょっと、赤みがかった白熱灯の間接照明やキャンドルを灯し、低い色温度に設定されている。ロウソクの炎は、2.000Kくらい。

レストランで、ゆったりとディナーを楽しみたいと思っているのに、色温度の高い蛍光灯だと落ちつかないよね。夕日を「ぼーっ」と眺めて、無心に遠くを見つめてしまうのは、なぜだろう?人間には、色温度に反応するセンサーでも埋め込まれているのかもしれない。この見慣れた、東京の風景を見ていると「ぼーっ」と時が経つのを忘れてしまった。


色温度のバッドチューニング。



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投稿者 hidetoshi shinohara : 22:04 | コメント (10)

ホワイトボード

2007年3月

ビジネス書を読んでいたら、アイデアを出すにはホワイトボーが不可欠だ。と書いてあったのでさっそくホワイトボードを入れた。


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でも、ブラックで統一している書架にはこのホワイトボードがマッチしない。特注で、ブラックボードにホワイトのマジックペンで書くことも本気で考えた。それも、書架の壁面にぴったりサイズの特注で。


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しばらくホワイトボードを使ってみたけれど、使い勝手が良くない。少人数制でやっているのだから、テーブルを囲んで紙にアイデアを書きなぐった方が、距離感が近くていい。


ビジネス書とは、紋切り型に書くものだ。クリエイティブな仕事なのに、こうでなければならないなどということはないはずだ。独自のやり方でやればいいのに。こうでなければならない、という発想自体がすでに独創的ではない。


僕の会社は、スタッフのパーテーションを斜めにカットしてある。左を向けば、パーテーションが高く、他の視界を遮りパソコンに集中できる。でも、まわりの空気を察することも大事だ。誰かが、忙しかったり、困っているとき、見てみぬ振りをするのではなく、お互いに助け合うことが必要なのだ。


それで、通路となるスタッフの正面パーテーションの右側を斜めに低くして、ちらっと他を見渡せるようになっている。右側のパーテーションは、穴が開いていて、完全に密封するのではなく、気配を感じるように作られている。


僕のスペースは、オフィスの真ん中を書架で仕切り、スタッフの姿見えないようになっている。だから、監視されずに仕事に集中できる。僕が逆の立場だったら、監視されて仕事なんて、集中できない。仕切りはあるけれど、ドアはつけずにオープンスペースにして風通しを良くしてある。


ここで、見ず知らずの人達が出会って、信頼関係を築き、みんなよく働いてくれる。そして、みんな積極的にホワイトボードを使ってくれるけれど、インテリアにマッチしなくて気にいっていないんだよあ。



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投稿者 hidetoshi shinohara : 16:41 | コメント (0)

17:27黄昏東京タワー

2007年3月

撮影の合間にガーデンプレイスから、
カメラを構え黄昏時を待ち続けた。


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前回のコメントで、モネの話をいただいたので、しつこくガーデンプレイスビューを掲載することにした。その話は、モネが睡蓮を時間毎に光による色の変化をキャンバスに定着していったという内容のものだった。僕は、印象派の絵画というのは、色温度を表現していたのだと思う。


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2枚目の写真は、フォトグラファーが、テスト撮影している時に、僕がそこに誤って写ってしまった写真。ほら、窓の外は黄昏がかってきたでしょう。室内に露出を合わせているので、外の露出はちょっとオーバー気味だけど。この季節、心の琴線に触れる色温度は、17:00〜17:30位の一瞬であった。

風景写真を感動的なものにするには、一日中、そこに張り付いて、色温度を観察しなければならない。見慣れた風景もまた、違った表情を見ることができる。多くの人が見たというのは、意外と見ていないものだ。

その時々の色温度と露出とレンズ特性が、偶然、そのような色合いになるのだと思う。写真は、いくらでもバリエーションを撮る事ができるけど、それをセレクトして発表するは、自分の決断が左右する。だから、写真の善し悪しに答えはないのだ。同じ風景を撮影しても、人それぞれ違ったものが出来上がるのは、写真というのは、撮影者の心の投影なのではないだろうか?


東京タワーのバッドチューニングを求めて。



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投稿者 hidetoshi shinohara : 00:08 | コメント (14)

忍び寄るカゲ

2007年3月

恵比寿ガーデンプレイス39階で撮影だった。
晴れ男の僕は、人差し指を天に向けて仰ぐと、
モーゼの十戒のように雲が左右へとひいていった。


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それにしても、東京という都市は建物が密集していて、上から見下ろすと圧倒される。特に恵比寿は、オフィス、店舗、住居が混在しているようだ。真ん中には、東京タワー、左には六本木ヒルズ、右にはレインボーブリッジが見える。

そして、恵比寿ガーデンプレイスを見下ろすと、住宅街一帯が、窪んだように低く立ち並ぶ。そこへ巨大な黒いカゲが、おおい被さるように長くのびる。六本木ヒルズや東京タワーさえも飲み込んでしまいそうな勢いだ。不気味でもあり、絶景でもある。

権力の象徴は、どこまで戦い続けるのだろう。僕の嫌いな「勝ち組」、「負け組」という言葉。この巨大な実態のないカゲは、何に勝っているのだろうか。

そんな事を考えながら、モーゼに成り切っていた僕は、なんだかこの巨大な黒いカゲを操っているような錯覚に陥った。とうとう東京を征服したか!(いや、そんなことはない!)


大都会のバッドチューニング。



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投稿者 hidetoshi shinohara : 00:29 | コメント (24)

空をトリミング

2007年3月

また、首都高速のお台場出口で渋滞。
車が一向に動き出しそうもないので、写真を撮った。


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上を見上げると高速道路が、まるでL字型のトリミングスケールのように見えた。撮影現場では、フォトグラファーが写真を撮り、アートディレクターやデザイナーがトリミングスケールを持って、写真をトリミングしながら方向性を詰めていく。

今では、デジタル撮影が主流になり、現場ではモニターでチェックすることが多くなったので、レイアウトデータをパソコンに入れて、モニター上でトリミングをすることが多くなった。

それでも、僕はトリミングスケールを持っていくようにスタッフに指示する。それは、まわりを黒で覆うことができ、雑念を排除することができるからだ。常日頃から、人差し指と親指でL字を作って、構図を決めていくのが癖になっているのだ。(みんなやっていると思うけど)

肉眼で見ていると、いろいろな雑念が目に飛び込んでくるが、こうやってトリミングして覆い隠すとテーマが絞れてきて、新たな発見がある。それが、日常の見慣れた風景の中に美を発見する、ということである。

前回のブログの不忍池も削ぎ落としたから、いろいろな発見があった。肉眼で見ていると、いろいろなものが視界に入ってきて、決して美しい風景とはいえないものでも、どこか異国の地へでも行ったような光景になる。

多くの人と同じものを見ていても感じ方が違えば、画面の切り取り方も違うということだ。渋滞の中、どんよりした曇り空であったが、写真で見ると柔らかく、美しい色あいであった。きっと、写真とは心の投影なのであろう。


心のバッドチューニング。



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投稿者 hidetoshi shinohara : 14:43 | コメント (8)