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地方のコーポレートブランド

2006年9月18日

週末、仕事で米子へ行った。ある健康食品メーカーのC.I.を手がけることになったために2日間にかけてリサーチしてきた。初めて訪れた米子市の印象は、日本海と大山に囲まれた人口約15万人の都市。主な特産物は、鯖、紅ズワイガニ、岩ガキ、カレイなどの魚介や果物では20世紀梨が有名だそうだ。水木しげるでもゆかりの深いところ。


DSCF0949a.jpg


夜は、会長、社長、社員の方とフレンチ風、創作料理レストランで御馳走になった。そこで食べた鯖や岩ガキのおいしいこと。ほっぺたがとろ〜りとろける味と、何とも言えない歯ごたえだった。

2日間に渡って、社員の方達のグループインタビューと、会長、社長、取引先の個別インタビューを行った。僕は、大手企業から、中小企業までいろいろお付き合いしてきたが、大手企業の社長とはお目にかかることはまずないが、中小企業の社長さんとは、必ずと言っていい程、我々クリエーターと自ら打ち合わせをしていただける。で、ほとんどの場合、僕の事務所へ何度も訪れる。僕も必ず、そこの企業を訪ねて、企業の隅々まで案内してもらう。

それが地方であろうと海外であろうと許される限り、現場を見て、聞いて、感じるというのが僕の仕事の流儀だ。そして、経営者の方達は退席していただいて、現場の声を聞く。多くの場合、経営者と現場の意見が食い違う場合が多い。そこの問題点こそが大事な要素となり解決の鍵となる。そのためにC.I.すなわちコーポレートアイデンティティーが必要なのだと思う。

C.I.とは、ロゴマークだけを変えることではない。企業スピリットだ。C.I.とは、しゃれたデザインのマークを作ることでない、企業のブランド資産を継承しつつ、未来に向かってより良い方向へ導いていく指針となるものである。都会的でかっこ良さだけが、全てではないのだ。

美にも地域性や土着性というものがある。日本には、世界に誇れる文化がある。地方には地方のアイデンティティーというものがある。そこのところをしっかりと忘れずにしていきたい。この企業は、年々売上が上がっていて、全国展開を行っている。次は、知名度を上げていくことを戦略的に考えているらしい。だからこそ、米子発信全国展開を目指してほしい。

写真は、朝4時半起きで羽田空港のスタバで眠気さましにコーヒーを飲んでいるところ。まだ、目が虚ろでぼーとしている。


地方ブランドのバッドチューニング。



投稿者 hidetoshi shinohara : 00:47 | コメント (2)

comment(2)

眠そう、朝早くからお疲れ様でした。
少し質問を・・・
何故大手社長はCI制作に自らタッチしないのでしょう?
経営者と社員のずれは両者に伝えるのでしょうか?
興味深いです。

投稿者:Rei :2006年12月30日 12:12


>Rei様

あくまでも一般論ですが、大手社長は当社のような
個人事務所へは、直接依頼しません。
なぜなら、大企業のメンツがあるから、大手広告代理店へ依頼します。
大手広告代理店からほぼ詳細が決まって、デザインの作業のところだけ 当社へ依頼がきます。
経営者と社員のずれは、社長に伝えます。
社長が社員へどのように伝えるかは、
我々が関与することではないと思っています。
そのずれをひとつに纏める、すなわちドライビングフォース(導く力)が
C.I.の役割だと考えています。

投稿者:hide★ :2006年12月30日 12:13